流山市の防災マップって何があるの？
ハザードマップの見方をおさらい！
工務店・ハウスメーカーで家を建てる前にチェックしておこう！
プロフィール：佐野ヨウタ。流山市出身。5児の父。流山市で工務店・設計事務所を営みながら注文住宅を建築していいる。過去400件以上の建物に携わりながら得た知識と知恵を、これから「物件選び」をスタートする主婦たちに向け、講演やSNSなどで情報発信をしている。
こんにちは、佐野です。大雨や地震、高まる自然災害の中でどうしても「住まう地域」「家を建築する予定のエリア」の洪水や地震の揺れ方など気になりますよね。流山市が提供しているハザードマップは、そんな大雨・洪水・地震などの自然災害が身の回りにおきるまえに、しっかりとした建築対策を施すために必須の情報となります。
そもそもハザードマップって何？
どのように見るの？見方が難しい？
ハザードマップとはそもそも何？という方のために簡単にご説明させていただきます。もし、自分の住んでいるエリアが洪水や大地震が起きたとき、どのような被害が想定されるのか？という具体的なエリア別危険度を流山市の地図に色をつけて示した特殊な地図のことをハザードマップといいます。あらためてハザードマップの見方をおさらいします。
ハザードマップにもいろいろある！
ハザードマップとは、流山市の各エリアで発生が予測される災害にあわせて作成されています。どのような災害かというと「洪水」地震」「液状化」などがあげられています。その中でも「洪水」など水害に関するハザードマップは全国各地の市町村でつくられています。
ではハザードマップ見てみよう！
洪水ハザードマップ
ここでは流山市のハザードマップを例に解説してみますね。大雨による利根川や江戸川などの水路が決壊したときなどの水害を想定したハザードマップになります。
6段階に分けて「浸水継続時間」（浸水した場合に予想される継続時間）が色付けされています。洪水が起きた時の被害の程度を「水色→青→黄色→オレンジ→赤→紫」の順に地図に色付けして示してあります。このように眺めてみるとやはり河川の近いエリアは被害予想も大きくなると予想されているようですね。
浸水継続時間のほかにも、「高潮浸水想定区域図」「高潮浸水継続時間」などを確認することができます。WEBでも見ることができますので、活用してみてください。
地震ハザードマップ
お住まいの地域がどのくらい揺れるのかというのを「黄色→オレンジ→赤」と示しています。工務店・ハウスメーカーで建築予定、不動産屋で土地探しを始めるまえには、必ず見ておきたいです。なんとなく全体像をみてみると、どのエリアが揺れやすい地域か見えてきませんか？
不動産屋・工務店・ハウスメーカーで注文住宅を建築する際に、とっても役に立ちます。お住まいの地域がどのくらい揺れるのかに応じて「耐震等級3」や「長期優良住宅」を取得するなどの対策をとってください。既存住宅の方はぜひ耐震診断を受けることをおすすめします。
液状化ハザードマップ
液状化というのは、よく埋め立て地などで建物が大きく傾いている映像を見たことがあるかと思いますが、土地の砂質土が強く、大きな揺れが発生したときに地面から水が湧き出てくる可能性があるような場所を「液状化の可能性が高い」場所としています。
液状化は土の性質が「砂」が多い場所になります。東日本大震災では、私たちが建築した地域でも、我孫子や布佐、浦安地域で多く液状化の減少が見られました。
もっと液状化について詳しく知りたいという方はこちらをご参考ください→『注文住宅を建てたい、流山の地盤の良し悪しは？』
以上になります。どうでしたでしょうか？参考になりましたか？
ちなみに、私たち設計事務所工務店が注文住宅を建てる際に、いつも地盤調査や改良工事をお願いしているジオテック㈱さんのホームページに地盤データが公開されています。良ければご参考くださいませ。
もっと地盤について詳しく知りたいという方はこちらをご参考ください→『注文住宅を建てたい、流山の地盤の良し悪しは？』
